マツダ・RX-8をゲットだぜ!


2019年時点、最後のロータリーエンジン搭載車となった、マツダ・RX-8だ。
色々なサイトで評価レビューなど見られるので、ロータリーエンジンや特徴的な観音開きなどについては今更触れる必要もないだろう。

結構評価の分かれる車で、先代のマツダ・RX-7とどうしても比較されてしまう。
ターボチャージャーで過給するRX-7に対し、自然吸気となったRX-8のエンジンは、ベースこそ同じ13Bロータリーを採用しているが、ポートやオイルの循環方法、制御に至るまで結構違う。

それらも、既に製造終了したモデルを今更語らなくても、情報はありふれているので、ざっくりと。

ぶっちゃけ、確かにRX-7に比べてパワーも劣り、重量もあり、加速力については並の2.0LNAクラスと言った印象に留まるが、ハンドリングとコーナーリングに於いてはRX-7の上を行く。

結構、足回りの構造が、ボディ剛性が、などと語られる事が多いのですが、恐らく私も含め、素人が運転したところで結局その差を活かす以上にパワーに物を言わせてストレートでタイムを削る方がなんだかんだで速いんじゃなかろうかと思うのですが、単純にそうならない。

これ、たぶんホイールベースと重量が効いてるんですよね。

実際に、友人の乗るノーマルのFD3S型RX-7と、私の後期RX-8 RSを乗り比べてみたのですが、不慣れな状態でポンッと乗った場合、ノーマル比較ならRX-8の方が速いです。

RX-7ってロードスターと同じく、軽さと言う武器があると同時に、これが諸刃の剣なんですよね。

旋回中には、軽いが故にコーナーリングスピード自体は上げられるものの、一定をコーナーリングフォースを得るために、一定の荷重を掛け続ける必要がある。
いや、もちろんこれはコーナーリングの基本なのですが、サーキットを走っている人であれば、それがいかに難しい事か理解出来ると思いますし、難しいからこそ練習して、最大限一定に近付けるように努力するわけですよ。
もしくは、エアロパーツで空力を使って押さえつけるわけですよね。

ロードスターで旋回中にギャップを拾ったり、修正舵を入れると急にグリップが低下して滑り出したりします。
RX-7もロードスターほどではないが、同じです。

対してRX-8ってそれがない。

分かり易く言うと、イージードライブなんですよ。
わりと誰にでも、楽に速いコーナーリングが出来る車です。

重量があるので、少々のギャップや修正舵では姿勢が乱れません。
一定以上のレベルに達しているドライバーなら、恐らくRX-7の方が速いと思いますが、そうでなければ結果としてミスの起き難い、イージーな車の方が再現度が高く、安定して速いと言う結果に繋がると思うんですよ。

これがRX-8の速さの秘密だと思います。

そして、エンジンパワーに対して、圧倒的にキャパシティの上回った、優れたシャシーが備わっていると言うおまけ付きだ。


ノーマルの19インチは最近のトレンドなのか、見栄え重視でホイール径の大径化が進み過ぎている印象です。

前期ベースグレードは16インチと言う事を考えると、いくらなんでも19インチはやり過ぎじゃないかと思うんですよね。
いや、カッコイイんですけどね(笑)

なので、とりあえずスポーツタイヤの主流サイズの問題もあるので、納車直後は最も使い勝手の良い18インチにインチダウンする事から着手しました。


奥の赤いRX-8は19インチ。
標準は225/40R19ですね。

ちなみに、このRX-8は知人の車ですが、彼もロードスター乗りです(笑)
たまたま、同じ後期RX-8 RSに興味を持って買ったと言う流れですが、彼は青が欲しかったそうで、私は赤が欲しかったのですが、お互いに探している時には程度の良い希望のカラーが見付からず・・・


私の青いRX-8は18インチ。
タイヤサイズは同等の225/45R18です。

しかし、RX-8ってカッコイイですよね!
発売された当初は、どうも盛り上がったフェンダーが好きになれなかったのですが、歳を取ると良さが分かってくるのか、当時同様の理由で苦手だったNCECロードスターも、最近では悪くないね!むしろ良い!って思う様になりました。

ついでに言うと、昔はハッチバックのデザインが苦手でしたが、最近はその良さに気付いたと言うか・・・
好みが変わってきているのか、良さが分かる様になったのかは定かではありませんが(笑)

さあ、手応え抜群のRX-8ですが、ジムカーナではかなり不利と言う認識が強い様で、事実、ジムカーナで大量投入されていた時期もあるのですが、一気に数を減らした過去があります。

国内競技に於いては、全日本ジムカーナと全日本ラリーで活躍しているRX-8もいましたが、ジムカーナの方は相当苦労したらしく、一度年間チャンピオンに輝いてはいるものの、その後RX-8での参戦は無い様です。
重量や低速トルクの細さから、シビックや弟分のロードスターにも苦戦を強いられていた様ですね。

また、モータースポーツで実践投入される例が少ないために、他の車種の様に情報がないと言う事でも、セッティングに頭を抱える事になりそうです。

対して、サーキットでの評価は悪くないみたいですけどね。

ややハードルの高い車となりそうですが、棘の道を進むのも面白そうです。
真面目にセッティングするライトチューンで、どこまでいけるか。
今後の更新にご期待ください!

RX-8についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考ご覧ください。

隠れた名車 マツダ・RX-8

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