アクセラのスプリング直巻き化作業を開始!


先日用意したID65の直巻きスプリングを対応させるためのアダプターも到着したところで、少々暑いが頑張って作業を開始しましょう!

今回は張り切って、こんなアッパーマウントのボルトを外すところから写真を撮りはじめたのですが、ストラットのナックル側の接合部が抜けずに写真どころではなくなりました(笑)

まあ、それは汗だくになりながらハンマーを振り回し、なんとか引き抜く事には成功したのですが、ショックAssyからアッパーマウントを取り外す時点で再び問題が発生。

ロッドを固定するのにレンチを掛けていると、ある程度ナットが緩んだところでそれ以上回せなくなる。
まあ、ロッドにレンチを掛けているのだから、当然そうなるわけですが・・・

じゃあ、やはり一般的な方法でロッドに六角レンチを挿し込んで回り止めするのかと言うと、今度は減衰調整ダイヤルが外れないんですよ(汗)

テインの減衰調整ダイヤルはロッドと径がほぼ同じ。
そして、減衰調整ダイヤルを締め込むレンチを掛ける部分は一般的なスパナでは対応できません。

クリアランスはなく、レンチが掛けられる範囲はロッド径より一回り小さいので、8mmのレンチが横から挿し込めない構造。
薄型の精密スパナが必要と言う事で、どうにか100円ショップで発見して買って来ました。

100円の工具と言うのはなかなか使う気がおきませんが、そもそも自動車整備用の工具店に置いていなかったので、今回は仕方がないか。

しかし、これが固くて外せないのである。

って事で、ダメ元でインパクトレンチを使ってみると、少々時間は掛かりましたがなんとか分離に成功。

これでようやくバネの差し替えが出来ます。

その前に、アダプターをアッパーマウントに取り付けるために、現在のアッパーマウントの下部を分解しましょうって指示があったので、恐る恐る分解を始める。

すると・・・!

なんと、こんなアッパーマウントは初めてだったのですが、中にベアリングの内臓されたタイプで、開いた途端に中身のボールがバラけて床に散らばってしまう(汗)
幸いにもグリスまみれで転がらなかったので全て回収して組み立てる事が出来ましたが、これは扱いに気を付けないと再起不能になりそうで厄介ですね。

写真を撮りたかったのですが、この時点ですでに手はグリスまみれでそれどころではない(笑)

さて、こんな調子でしたがなんとかアダプターを組み付けたので、後はバネを交換してしまえば終わりです!

・・・が、着座が悪い。

なんと、車高調側のスプリングシートがID70用でした(汗)
今回用意しているアダプターはID65用で、当然用意してあるスプリングもID65である。

勝手にID65だろうと決めつけて、確認もせずに発注した自分のミスですが、このミスは痛い。

再び元通りに組み立て、また車に取り付ける作業ですよ。



んで、今度はここで苦戦する事に。

5-56をたっぷり吹き付けて、これも先端を挿し込んだら後はジャッキでナックルを持ち上げるだけで簡単に入るものだと思っていましたが、全く動く気配がないのだ!

ここでひぃひぃ言いながら長時間格闘したのですが、全くびくともしないのでお手上げです!

お世話になっている近所の整備工場に連絡をして、レッカーと修理(?)の手配をする。

到着までに30分は掛かるかな?

その間、落ち着いてナックルの構造を観察してみる。

この部分は、ショックの下部を穴に差し込み、ボルト一本でガッチリかしめているだけだ。

・・・ん?

ボルト一本で締め付けられるって事は、もしかして、逆に開く事も出来るんじゃないか?

そこで、この部分を開く方法を少し考えてみる。

何か、当て板をして、横方向からボルトを捻じ込んでやれば、ボルトの先端が当て板に当たってからは締め込んだ分外側にテンションを掛けられそうだ。

って事で、早速テインの車高調レンチの柄を隙間に突っ込んで、ボルトを締めてみる。

そのままショック先端を少し差し込んでグリグリと軽く動かしてみる。

すると、ストンッとあっさり入ってしまった!

先程までの苦労は一体何だったのか(笑)

いかん!こんな事をしている場合ではない!
レッカーの手配をしてしまっているので、早くキャンセルの連絡をしないと!

いや~、しかし今回は酷い目に遭いました。
まあ、初めて作業する構造だったので、勉強にはなりましたが、ID65のスプリングシートを用意して、再び庭先で作業するかと言うと、ちょっとできればやりたくないかな・・・

お店に任せるかなぁ。悩むところよね。

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